この先発陣でドジャースは大丈夫なのか!? 『勝負の10月』プレーオフへの懸念が再び…ストーンも乱調KOで夏のトレード活発化の可能性
◇3日(日本時間4日) 大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(ロサンゼルス) ドジャースの2年目右腕ストーンが3日、ダイヤモンドバックス戦に先発して今季ワーストタイの3回しか持たずに4失点で降板した。開幕から安定した投球を見せていたが、この日は球に力がなく乱調だった。 ここ最近、ドジャースの先発陣は苦しんでいる。グラスノーが前カードの6月29日のジャイアンツ戦で3回5失点KO。パクストンも30日のジャイアンツ戦で4回9失点KOと大乱調だった。 球宴前の7月は疲れがたまる時期。特にシーズンを通して投げたことがないグラスノーやストーンにとっては、難しい時期だろう。 チームにとって怖いのはけがだ。既に山本は右肩腱板損傷で離脱し、まだキャッチボールを再開していない。トミー・ジョン手術から今季復帰したビューラーは調子が上がらず、臀部(でんぶ)の炎症で負傷リスト入りした。ミラーも右肩痛から復帰したが、まだ本調子ではない。 レギュラーシーズンは総合力で乗り切れても、チームが見据えるのはプレーオフが控える10月だ。ここ最近のドジャースのポストシーズンの失敗は、頼れる先発投手不足によるもの。米メディアは、ずっとこの点を指摘してきた。 順調にいけば、カーショーが8月頃に復帰予定だが、現状の先発陣が不調やけがで欠けるとなると、夏のトレードでの動きも活発になるかもしれない。10月に、状態のいいトップ級の先発を2、3枚準備できるかどうか。ドジャースのマネジメント力も重要になる。
中日スポーツ