悲願のJ1初昇格へ…J2岡山の木山隆之監督&竹内涼がPO準決勝へ意欲「我々が培ってきたものを最大限出せるよう全力で」
ファジアーノ岡山の木山隆之監督とMF竹内涼が、J1リーグ昇格を懸けたプレーオフの準決勝・モンテディオ山形戦(A)へ意気込んだ。 岡山は2009年にJ2参入後、2016年、2022年にJ1昇格プレーオフを経験。ただ、いずれも敗退しており、今回は2年ぶり3度目の挑戦ということに。リーグ戦が5位だったため、準決勝は4位山形とアウェイでの1発勝負となった。 木山監督は「シーズン当初からJ1昇格を掲げてきたなか、いろいろありながらも日々成長、逞しくプレーできるチームになった印象です。我々が1年間培ってきたものをしっかり出せるよう、全力を尽くしますし、現在進行形で準備を続けています」と意欲を語った。 加入1年目で主将を担う33歳竹内は「1年間積み上げてきたものの結果、このプレーオフに出場することとなりました。自信もありますし、良い準備もできています。みんなで優勝して、必ず上へ行きたいです」と自信を垣間見せた。 木山監督は古巣山形の印象を問われ、「攻撃的な選手が揃い、戦術も洗練されている。攻守とも組織が整った素晴らしいチームだと思っています」とし、“一発勝負”を展望。 「我々としては、アウェイで勝利するしか、次のラウンドへ進めない。勝利をもぎ取るためには、自分たちの得意なプレーを長い時間出せるかどうか。(山形と)お互いにサッカーのやり方は把握しているわけですし、『良いプレーをした方が勝つ』という試合になると思います」 J2最終節から山形戦まで3週間空く点については、「この期間で、自分たちがやってきたことをもう一度見直しました。『これで行くんだ』と確認して。今週に関しては対山形を意識した準備を進めているところです」とした。 勝利必須の舞台は、アウェイ山形。木山監督は岡山サポーターへの思い入れを語る。 「おそらく多くのサポーターが山形に来てくれると思います。放送含め、岡山から応援してくださる方も多いと思います。そういった方々といつも一緒に戦っていますし、我々はいつだってサポーターの方々を含めてひとつの『チーム』。勝利へ一緒に頑張りたいと思います」 竹内も「今年岡山に来て、応援してくださる街の皆さんはアツいし、温かい。試合中でもプライベートでもそう感じます。岡山でプレーできることに感謝していますし、このクラブのサポーターをJ1に連れていきたい想いは日に日に強くなっています」と、言葉に力を込めた。 J1初昇格へ…ここからのファーストミッションは「アウェイで山形を撃破」すること。12月1日、ファジアーノ岡山にとって3度目のJ1昇格プレーオフが幕をあける。 ◆J1昇格プレーオフ準決勝 12月1日(日) 14:00KO モンテディオ山形 vs ファジアーノ岡山 NDソフトスタジアム山形(山形県天童市)
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