大使ら10人 明神館運営の就労施設見学 イチゴ食べ利用者と交流 長野県松本市
フランスなど世界10カ国の駐日大使や大使夫人ら女性計10人が25日、長野県松本市中山の就労継続支援B型事業所「SATOYAMA FARM DEN+(サトヤマファーム・デン)」を視察した。年間を通してイチゴを栽培する施設を見学し、利用者たちと交流した。 ビニールハウス内で色づく夏秋イチゴの栽培方法を見学した。利用者9人も一緒に回り、赤色に染まったイチゴをもぎ取り、大使夫人らに手渡した。夫人らが「おいしい」と笑顔を見せると、利用者もうれしそうだった。近くの古民家を活用した宿泊施設で、お礼として夫人ら10人が唱歌「故郷」を歌い、最後は全員で声を合わせた。 メキシコ大使のメルバ・プリアさんは「障害のある人たちが作っている姿を見ることができてよかった」と語り、10日の松本マラソンに参加した米国大使夫人のエイミー・ルールさんは「とてもフレンドリーに応援してくれた。松本は大好き」と笑顔だった。 大使経験者や前大使夫人らも交え10人が扉温泉明神館(松本市入山辺)に宿泊することになり、明神館が運営する同事業所を視察した。10人は26日午前10時ころ、国宝松本城で「故郷」を披露する予定。
市民タイムス