飲食店予約「TableCheck」他人の個人情報一部誤表示 キャッシュ設定不備、スタバロースタリーなどに影響
TableCheckは12月2日、同社が提供するレストラン予約システムで、キャッシュ設定の不備により、一部のユーザーの個人情報が他のユーザーに表示される不具合があったと発表した。 スターバックスコーヒージャパンの告知より 一部の機能でキャッシュ設定にミスがあったことが原因。影響を受けた件数は合計500件以下とみている。 対象は、「特集ページ」機能を利用していた709店舗で、誤表示されたのは、予約時に入力したユーザーの氏名、メールアドレス、電話番号。 同機能は、スターバックスコーヒージャパンが運営する「STARBUCKS RESERVER ROASTERY TOKYO」(東京都目黒区)も利用しており、2024年6月21日~9月1日までのイベントを予約した最大18人が影響を受けた可能性があるという。 「特集ページ」は、イベントや特定のプランのみを予約ページに表示する機能。誤表示は、予約情報を処理するための約100のサーバプロセスのうち、同一プロセスに約1分以内に複数のユーザーがアクセスし、かつ、そのユーザーがマイページにログイン状態または約1か月以内にTableCheckを通じて予約をしたことがある場合に起きた。 誤表示が発覚したのは24年10月21日昼。TalbeCheck社内のモニタリングにより、特定の投稿を通じて事象の発生を確認。同日午後4時半に修正した。個人情報が不正に利用された形跡や報告はないとしている。 再発防止のため、サーバキャッシュの設定を見直し、予約時に入力した個人情報がキャッシュされないようにした。また、キャッシュに関係ある機能リリース前に、コーディングチームとは別チームが調査するフローを作った。
ITmedia NEWS