新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型メルセデス・ベンツCLA:メルセデスの期待が加速している。メルセデスが次世代の電気自動車をCLAで初めて発売すれば、シュヴァーベン人は再びゲームに復帰することとなる。プロトタイプでの初の試乗!
まだ華やかさや輝きはない。試作車にはいつものようにロゴがテープで覆われている。しかし、開発者は完全に匿名に身を隠すことは望んでおらず、ヘッドライトに迷彩フィルムを貼り、星形を作っている。なぜなら、これは彼らの未来のエントリーモデルではあるが、メルセデス・ベンツは新しい「CLA」に非常に誇りを持っているからだ。
それには理由がある。ここ数年のメルセデスにとって、これほど重要なプロジェクトは他にないからだ。次世代の「CLA」は、全長が約4.80mとコンパクトなサイズではなく、メルセデス・ワールドへの未来のエントリーポイントとなるだけでなく、高級車の守護者と自称するメルセデスが、依然として現実的でありながら、魅力的な車を製造できることを証明しなければならないからだ。 新しい「MMA」モジュラーマトリックスの最初の車として、「CLA」はメルセデス・ベンツがテスラなどとの競争に再び参入するための一撃となるはずだ。いずれにしても、彼らは開発中に「モデル3」を、そしてもちろんBMWの「ニュークラス」も非常に詳しくチェックしているはずだ。 最初のバッテリー駆動車として、中途半端な「EQC」、「GLA」と「GLB」の「EQA」と「EQB」への中途半端な転換、そして一流とは言えない高級モデルの「EQE」と「EQS」と、シュヴァーベン人(ドイツ南部の人々)は現在、電気自動車の分野で大きく遅れをとっている。アメリカやアジアの新興企業が販売面で優勢であるだけでなく、自動車の発明者も、技術面での未来を競合他社に示してもらわなければならない状況だ。
メルセデスCLA: 航続距離750km以上
「しかし、それはもう過去の話です」と、メルセデス・ベンツの最高経営責任者(CEO)であるオラ ケレニウス氏は、効率性、航続距離、充電性能の新たな基準を打ち立て、「CLA」を「1リットルカー」に匹敵する電気自動車にしようという「メルセデス モジュラー アーキテクチャー(MMA)」を誇らしげに見つめながら、挑戦的な口調で語った。 航続距離750km以上、100km走行あたりの消費電力12kWh、15分で400km分の充電が可能: 「私たちは、昨年秋にミュンヘンで開催されたIAA(ドイツ国際モーターショー)でコンセプトを発表した際に約束した内容をすべて維持し、あるいはそれを上回ることを目指しています」とケレニウス氏は、これまでに行った数多くの調整について列挙しながら、強調した。今回は社内で開発した新世代エンジン、新しいパワーエレクトロニクスを搭載した新しいバッテリー、洗練された空力特性、そして最も効率的なチップから最もスマートなホイールリムに至るまで、エネルギーの1ワット単位をめぐるほぼ宗教的な闘いだ。
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