井岡と大みそか再戦のマルティネスが来日 KOで返り討ち宣言「12ラウンド戦うつもりはない」
◇WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者 フェルナンド・マルティネス 12回戦 同級6位 井岡一翔(2024年12月31日 大田区総合体育館) 【写真】羽田空港着便で来日したマルティネス(手前)。カゴには… 前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(35=志成)とダイレクトリマッチに臨む同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)が20日、米国から羽田着便で来日した。 母国アルゼンチンでフィジカルトレーニングを行ってから、米マイアミで約4週間の強化合宿を敢行。この日は米ロサンゼルス経由で来日したマルティネスは「旅は短く感じた。とっても快適だった」と3度目の訪日に笑顔を見せた。 7月7日に東京・両国国技館で当時IBF同級王者だったマルティネスは井岡と2団体王座統一戦を行い3ー0の判定勝ちし王座を統一。その後はIBFの指名試合よりも井岡との再戦を優先したことで「タイトルを剥奪された」と明かすが「ボクシングの世界では起こりうること。またそのタイトルにリベンジすればいいだけ」と平静を装いながら「日本で伝統ある大みそかの伝統あるリングにアルゼンチン人として登ることをとても嬉しく思う」と感謝した。 井岡は再戦では、過去3戦とも勝利しているがマルティネス自身も22年10月にジェルウィン・アンカハス(フィリピン)とのダイレクトリマッチに勝利するなど再戦はお手の物。「いい金額を提示いただいたので本当に満足している」と井岡との再戦を選択したことを明かしながら「(再戦は)全く問題ない。そういったオファーが来れば恐れもない。リベンジと言われたらリベンジする」と強気に話した。 井岡は14日の公開練習時、「今つくり上げている戦い方で再戦すれば勝てる」と王座返り咲きに自信を示していたが、「前回の試合からそんなに時間が経ってないので、大きな変化はないと思う。似たような試合になるのでは」とマルティネスはニヤリ。「戦争のような試合をして、新年を迎える。12ラウンドは戦わないと思う。それよりも2ラウンドくらい早く終わると思う」と前回を超えるKOでの返り討ちを誓った。 31日の興行はABEMAで無料生配信される。