50歳からのボディコンテスト 減量でシワシワにならないための工夫とは?
シワや皮膚のたるみなど年齢を追うごとに気になる部分である。さらにダイエットなどで痩せたことで、逆にシワが目立って老けて見えるという経験をした人もいるだろう。ベストボディ・ジャパンで活躍する歯科衛生士の五味由美子(ごみ・ゆみこ/55)さんはハリツヤのある肌で一際目を引いたのでその秘訣を聞いた。 【写真】五味由美子さんのハリツヤのあるスリムボディ
五味さんは50歳で筋トレを始めて、ベストボディ・ジャパンに出場して6年目になる。 「年齢を追うごとに不調が出てきて、ヨガを始めました。ジムでヨガを始めたこがきっかけで運動するようになり、ご自身でもフィットネス系の大会に出られている先生に勧められて、ベストボディ・ジャパンに出場するようになりました。今では毎年出場したいぐらいの存在になっています」 減量をすると老けて見えるなどの声を聞くが、五味さんの場合は逆だったという。 「筋トレをするようになって、周りから『若くなった』と言われることが増えました。成長ホルモンの分泌が良くなったからかもしれません」 痩せることで肌の張りが失われることはないのか。 「急激に体重を減らさないことで肌のハリを保ちながら痩せることができています。身長162cm、体重は50kgぐらいからのスタートでしたが、一番減らしたときでも1年間に5kgほどに留めています」 計画的なダイエットのためには食事で無理し過ぎないことが重要だと続ける。 「糖質はしっかりと摂る。脂質もバランス良く取り入れています。食べたいものを食べることが多いのですが、量を減らす、ジャンク食は食べないなど無理のない方法をしています。あとはお腹が空かないようにプロテインを飲むのも重要ですね」 また、ボディコンテストに出場することで保湿に目を向けるようになったことで以前よりアンチエイジングできているという。 「コンテストで露出する部分に意識が向くようになりました。以前は全くしていなかった保湿を普段の生活に取り入れています。お風呂上がりのパックと、毎日ボディミルクを塗ることは習慣になりました。それまではカサカサだった部分も痩せたのにハリがあるのはその影響も大きいと思います」
親の介護に、娘の出産の面倒、そして歯科衛生士として多忙な中でもベストボディ・ジャパン出場ができるのは「無理のない方法」によるものだと教えてくれた。 「最初は減量なんてしたら、仕事ができなくなっちゃうと思って避けていました。でもしっかりと無理のない自分に合ったやり方をすれば、どんなに忙しくても、いくつになっても理想の身体が実現できるのだと改めて感じています」
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋賢