50%以上の女性起業家がハラスメント経験…セクハラ横行の背景は?実態と解決策を考える
■女性起業家へのセクハラで経済的損失
Tokyo Woman in VC「国内女性VCと女性起業家に関するレポート」によると、国内VC(ベンチャーキャピタル)業界における女性意思決定者の比率は、2020年の2.4%から、5.3%、6.6%と年々増加し、2023年は7.4%となっている。 女性起業家へのセクハラで、経済的損失も発生する。エコシステムの信頼性低下や、個々の起業家の成功阻害、優秀な人材の流出、イノベーションの機会損失などが理由となり、東京都の年間経済損失(試算)は48億円~1870億円にのぼる。 長谷川氏は「ロールモデルとなる女性起業家がそれほど多くない現状が、セクハラの相談相手がわからないことにつながる」といい、「女性起業家のブームは始まったばかりだ。自分たちが年長者になった時には、下の年代をどう守れるか考えたい」と主張。同時に社会起業家として「食っていくので精いっぱい」な現状も語る。「声を上げるのはハードルが高い。できる人ができる範囲で言っていくのが大切だ」と訴えた。 (『ABEMA Prime』より)