イチロー、そして“神超え”の可能性も! 「明らかに人とは違う」大谷翔平、数々の伝説を凌駕する異次元ペース
一度、火が付いた偉才の勢いに陰りは見えない。ドジャースの大谷翔平である。 現地時間4月24日に敵地で行われたナショナルズ戦に大谷は「2番・指名打者」で先発。115.6マイル(約188.6キロ)を記録したそれを含む3本の二塁打を放ち、6打数3安打、2打点と活躍。これで9戦連続安打と22戦連続出塁もマークした。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン 前日に打球速度118.7マイル(約191キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)の弾丸アーチを放っていた大谷。その勢いは増すばかりだ。まだ開幕から1か月が過ぎた段階であり、タイトル争いを論じるのは時期尚早とも言えるが、すでに打率は.371にまで上昇。OPS(1.128)、長打率(.695)とともに両リーグトップと、期待をせずにはいられない。 さらに二塁打(14)、安打(39)、長打(21)、塁打(73)も現時点でメジャー最多だ。162試合に換算すると、二塁打は1931年にアール・ウェッブがマークした67本を凌駕がするメジャー最多87本ペースとなる。さらに安打数も243本を計上。これは2001年にメジャー移籍1年目を迎えたイチロー氏が記録した242安打を超え、歴代トップ10に入る。いずれも衝撃的なハイペースとなる。 そして、長打と塁打は歴代記録を超える勢いだ。今のところメジャー記録は“野球の神様”ことベーブ・ルースが1921年にマークした長打119本、塁打457だが、大谷の今の数字をシーズン換算すると、長打130本、塁打454。100年以上更新されていない記録を射程圏内に捉えている。 無論、ここからライバルたちの警戒がより強まっていくなかで大谷が調子を落とし、数字が低下する可能性は大いにある。ましてや群雄割拠のメジャーもそう甘い世界ではない。 それでも、かつてイチロー氏が自らの引退会見で「翔平は想像させるじゃないですか、人に。この時点で明らかに人とは違う」と言ったように、大谷が数多の歴史を塗り替える期待をせずにはいられない。 果たして、大谷は新たな金字塔を打ち立てるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]