ホンダ、カナダ政府とEV製造で合意近い-オンタリオ州に新たな設備
(ブルームバーグ): ホンダは、カナダのオンタリオ州での電気自動車(EV)と同部品の製造に関する同国政府との合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者によれば、正極活物質の加工と車載バッテリーの製造、バッテリー駆動車の組み立てを行う新たな設備について、ホンダによる数十億ドル相当のコミットメントが合意に含まれ、1週間以内に発表される見通し。
ホンダはオンタリオ州南部を北米のEV製造の重要拠点とする計画で、カナダ政府が資本コストの一部を助成するという。
ウェブサイトによれば、同社はトロントの北、車で1時間ほどの距離にあるアリストン(オンタリオ州)の製造拠点で、スポーツタイプ多目的車(SUV)「CR-V」と「シビック」モデルを組み立て、米オハイオ州とインディアナ州でハイブリッド車(HV)を生産する。来年にはオハイオ州メリーズビルで初の米国製EVの製造を開始する予定だ。
ホンダは今年3月、 自動車の電動化などに関し、協業の検討を開始する覚書を日産自動車と締結したと発表した。
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原題:Honda Is Near Deal With Canada for Electric Vehicle Factory Site(抜粋)
--取材協力:Mathieu Dion.
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Brian Platt