パドレスPO進出決定にダル「まだドジャースを追いかけている段階」松井は「9月は何もしてない」
◇ナ・リーグ パドレス4-2ドジャース(2024年9月24日 ロサンゼルス) パドレスは24日(日本時間25日)、敵地でのドジャース戦に勝利。2年ぶりのプレーオフ進出を決めた。また、ナ・リーグ西地区首位攻防戦の初戦を取り、ゲーム差を2に縮めた。 【動画】パドレス9回裏に大ピンチも…圧巻のトリプルプレーでゲームセット! 4-2の9回無死一、二塁のピンチ。守護神・スアレスがロハスをゴロに打ち取ると、ゴロをさばいた三塁手・マチャドが三塁ベースを踏み、さらに二塁→一塁へと転送し、トリプルプレーでゲームセット。劇的な勝利をつかみ、スアレスだけでなくベンチのダルビッシュ有もガッツポーズ。ブルペンからは松井裕樹も飛び出して笑顔で駆け寄り、大喜びした。 試合後、ダルビッシュは2年ぶりのプレーオフ進出に「なんかちょっと複雑な気持ちというか、まだドジャースを追いかけている段階。自分たちの目標はディビジョンの優勝なので、ひとまず嬉しいですけど、また明日にもう気持ちが向いているというかそういう感じです」と喜びつつも浮かれることなく、目標はあくまで地区優勝と気持ちを切り替えた。 また、9回のトリプルプレーには「ネクスト(バッターズサークル)に大谷くんがいましたし、最近の大谷くんの調子を考えても、ちょっと怖いなっていうところはあった。トリプルプレーがベストの終わり方だった」と安堵した。 そして、ドジャース戦に投げたかったのでは、と問われると「次、ドジャースに投げるとしたらプレーオフの試合だと思うんで、そこで投げるのを楽しみにしておきたいと思います」と意気込んだ。 メジャー移籍1年目でシャンパンファイトを経験した松井は「ありがたいですね」と笑みを見せつつも、9月は登板わずか2試合。9月7日(同8日)のジャイアンツ戦以来、13試合連続で登板がないだけに「でもほんと9月は何もしてないんで」と悔しさもチラリ。それでも「いや、ほんとにみんなで喜びあえる瞬間って本当にすごいいいなって思いました」と目尻を下げた。