JR東社員が現金着服か 計1200万円、公表せず
JR東日本の社員が駅の自動精算機から現金を抜き取るなどし、2021年10月から23年11月までに50回以上にわたって計約1200万円を着服した疑いがあることが2日、JR東や関係者への取材で分かった。JR東は公表していない。理由について「お客さまに被害が及んだものではないため」と説明している。 JR東や関係者によると、社員は23年11月、勤務先の田町駅(東京都港区)で自動精算機などから計89万円を取り出し、自身の銀行口座に入金。ボートレースのインターネット投票で全額を使い果たし、着服が発覚した。他の駅に勤務していた2年前ごろから着服を繰り返し、総額は1200万円に上るとみられる。