女子ツアーのシード権争いを左右する第2回リランキング! 終盤戦出場目安の25位以内にいる選手は?
国内女子ツアーシーズン終盤の出場権をかけた第2回リランキングが、9月22日に開催されるミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン終了後に行われる。 笑顔とプレーで魅了! 韓国女子ツアーは美人だらけ! 選りすぐりの10人を写真で紹介 リランキングとは、シード選手以外のツアー出場順位を、メルセデス・ランキング上位順に並び替えるというもの。前年、シード権を取れずにQT(クォリファイング・トーナメント)で上位に入った者、メルセデス・ランキング51位から55位だった者、主催者推薦などでプレーした者たちの試合の結果をポイントに反映し、シーズン途中で入れ替えられる。 シード権を持たずに試合に出場し、優勝した臼井麗香(アクサレディス:QTランキング60位)、新垣比菜(ヨネックスレディス:同13位)、大里桃子(宮里藍サントリーレディス:同5位)、河本結(NEC軽井沢72ゴルフトーナメント:同4位)の4人は、その時点で1年間の出場権を得るため、ランキングから抜けている。現在の出場順位は、第1回リランキング(ニチレイレディス=6月16日まで)による。 試合が終わるごとに変動する暫定リランキングが出るが、あくまでも途中経過。第2回リランキングでは、スタンレーレディスホンダから来季のシードが確定する大王製紙エリエールレディスまで6試合の出場権がかかる。 リランキングで出場できる人数は、試合によって違うが、過去の例を見ると、25位以内ならほぼ全ての試合に出られる(出場資格が異なる日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、JLPGAツアー選手権リコーカップは除く)。 現在、ボーダーラインとみられる25位にいるのは、高木萌衣で163.06ポイント。その他では木戸愛が10位(348.40ポイント)、金田久美子が20位(176.40ポイント)と“出場圏内”にいる。ルーキーに目を向けると、QTランキング147位でシーズンをスタートした政田夢乃はわずか12試合の出場で14位(304.29ポイント)と躍進。QTファイナルで失格となりQTランキング104位だった菅楓華も22位(172.68ポイント)まで上げてきた。一方、“圏外”の34位にはツアー通算23勝のベテラン、李知姫(127.18ポイント)、40位には同23勝の横峯さくら(82.16ポイント)がいる。 メルセデス・ランキングのポイントは、日本の試合では3日間大会、4日間大会、公式戦でそれぞれ違っている。単独10位となった場合、最もポイントが少ない3日間大会では「41」、最も多い公式戦では倍の「82」ポイントを獲得する。 つまり、公式戦で好成績を残せば、一気にランキング上位に食い込むことができるわけだが、それを実現させたのが「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」で4位タイとなった大出瑞月だ。130ポイントを獲得したことで、暫定ランキングは38位から19位にジャンプアップ。トータル207.69ポイントで、一気に出場圏内に入ってきた。 リランキングに関わる試合は残り2戦で、そのどちらも3日間大会ではあるが、シード権も見据えると獲得できるポイント数が大きな影響を及ぼす可能性は十分にある。 大出のケースのように、出場権があまり得られない“圏外”からの大逆転の可能性もあり、熾烈な戦いは続く。(清流舎/小川淳子) ◇ ◇ ◇ ソニー 日本女子プロゴルフ選手権終了時点の順位は?→関連記事【国内女子暫定リランキング2024 ※毎週更新】をチェック!