石川県内の公立学校で新学期はじまる 能登半島地震の被災地では授業再開の見込み立たず…
能登半島地震から9日目。石川県内では9日から新学期を迎えましたが、被災地では学校が避難所になるなどして授業再開の見込みが立っていません。 【写真を見る】石川県内の公立学校で新学期はじまる 能登半島地震の被災地では授業再開の見込み立たず… 石川県内では9日から多くの公立の小中学校で3学期がはじまり、金沢市の小学校では始業式が行われました。 児童 「車の中にいたけどめっちゃ揺れてびっくりした」 「能登の人もすぐ避難できるよう早く復旧してほしいと思っている」 記者 「こちらの小学校では9日から授業が始まる予定でしたが、教室は避難生活に使われています」 一方、震度6強を観測した石川県珠洲市の飯田小学校では、地元の住民を中心におよそ300人が避難生活をしています。9日から3学期が始まるはずだった学校には子どもたちの姿がありました。 避難している子ども 「友だちに会えないので悲しい気持ち」 「授業も受けられないし遊べないから大変」 石川県内では、珠洲市をはじめ被害が大きかった輪島市、能登町、穴水町などの小中学校36校と、能登を中心に全日制・定時制合わせて17の公立高校と私立高校2校、そして特別支援学校3校で、校舎の被害や教室が避難所になるなどして授業再開の見込みが立っていません。 能登半島地震では、石川県内で9日午前9時までに180人が亡くなり、120人の安否が分かっていません。
北陸放送