日本代表も要警戒!インドネシア代表の帰化選手“爆増”を同国の記者はどう感じているのか。本音を直撃「帰化した選手のおかげで…」【現地発】
「インドネシア代表の新たなトレンド」
日本代表は11月15日に行なわれる北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、インドネシア代表と敵地ジャカルタで対戦する。 【画像】三笘薫、鎌田大地ら海外組がジャカルタ到着!私服で登場した日本代表戦士! FIFAランキングでは日本の15位に対し、インドネシアは130位と大きく開きがあるものの、相手はルーツのあるオランダ系の選手を次々に帰化させてチーム力を高めており、警戒が必要だ。実際、今予選では3分け1敗ながら強豪のサウジアラビアやオーストラリアを相手にドローに持ち込んでいる。 今回の27人の招集メンバーのうち、半数以上が帰化選手とも言われている。当然、インドネシアで育ってきた選手の招集や出場機会は減る結果になるが、インドネシアの記者はこの極端な帰化政策をどう感じているのだろうか。 日本代表の練習を取材していた『detik』のムハンマド・ロッバーニ記者に本音を訊くと、こう答えてくれた。 「これはインドネシア代表の新たなトレンドです。国際レベルでのパフォーマンスを向上させたいというのが理由です。インドネシアは過去にオランダに植民地化された歴史があるので、インドネシアにルーツを持つオランダ人選手が多いのは当然です。インドネシア代表は彼らを起用するチャンスがあるんです」 同記者は「これまでのところ、この計画は本当にうまくいっていると思います。インドネシアはワールドカップの最終予選まで進みました。これは帰化した選手たちのおかげだと思っています」と続けた。 確かな強化に繋がっているため、帰化選手が増えるのはウェルカムで、異論はないようだ。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)