最初に値段がついたのは? 20年前の日本人、市場価値ランキング9位。ボレーの達人! 世界最強チームを震撼させた男
当サイトでもデータ元として参照している「トランスファーマルクト」。そこで市場価値の査定が始まったのは今から20年前の2004年に遡る。欧州でプレー経験のある日本人選手が対象となった市場価値だが、果たして、最初についた市場価値で最も高額な日本人選手は誰だったのだろうか? トップ10の選手たちをランキング形式で紹介する。
9位:西澤明訓(にしざわ・あきのり) 生年月日:1976年6月18日 所属クラブ:セレッソ大阪 市場価値:100万ユーロ(約1億6000万円) ボレーの達人こと西澤明訓(100万ユーロ/約1億6000万円)が9位にランクインした。 セレッソ大阪や日本代表で数々のゴールを決めてきた西澤だが、最も印象的なゴールの一つとして語り継がれているのが、フランス代表戦で決めたボレーシュートだろう。 現在はフランス代表監督を務めるディディエ・デシャンやジネディーヌ・ジダンなど錚々たる選手が揃うフランス代表との一戦で、西澤は森島寛晃との凸凹コンビで先発出場した。そして1-1で迎えた後半、左サイドから三浦淳宏があげた右足のクロスボールを、ゴールニアサイドに強烈なボレーシュートで叩き込んだのだ。 1998年の自国開催のワールドカップ(W杯)を制したことで、世界最高のGKとも呼ばれていたフランス代表のファビアン・バルテズから奪ったこの一撃は世界に衝撃を与えた。 しかし、その後に挑戦した海外移籍(スペインのエスパニョール、イングランドのボルトン)では目立った活躍はできず。日本に帰国したあとは、キャリアの終盤に清水エスパルスに移籍をしたものの、最後は長い時間を過ごしたセレッソ大阪で2009年のシーズン終了を持って引退している。
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