【RIZIN】安保瑠輝也“強さ”をブレずに追求し、いざパッキャオ戦へ「ちゃんと盛り上げるから楽しみにしてて」【独占インタビュー】
RIZIN過去最大規模の大会となる『Yogibo presents 超RIZIN.3』(7月28日/さいたまスーパーアリーナ)に、日本のみならず世界の格闘技界まで騒がせている“もっとも旬な男”安保瑠輝也の緊急参戦が決定した。しかも、対戦相手は“ボクシング世界6階級制覇”のマニー・パッキャオ。対戦予定だった鈴木千裕の右手負傷により、この大役に大抜てきされた。 【動画】安保瑠輝也、パッキャオ戦に向けた練習状況を明かす「全部ぶつけて勝ちたい」スダリオ剛と激闘裏話&ケガの状況についても言及【RIZIN】 ORICON NEWSでは、会見直後の安保にインタビューを実施。自身の動画で「試合まで1ヶ月は練習と減量に集中するため籠もるので、最小限のメディア出演になる」と語っていたように、このタイミングで非常に貴重な独占取材となった。屈辱のMMAデビュー戦惨敗から、ヘビー級のスダリオ剛、元UFCミドル級王者のショーン・ストリックランド、そして偉大なる英雄パッキャオ。ブレているようでブレていない、ただ強さに貪欲なだけの男が、早口でまくし立てるパワーワードの数々を感じていただきたい。
■「世界戦を交渉中のパッキャオが、全力で来てくれることにワクワクしてます」
――負傷した鈴木千裕選手の代役としてパッキャオと対戦が決定しましたが、こんな形でRIZIN過去最大規模の大会に出場するとは、安保選手自身も驚いている部分もあるのでは? 【安保】そうですね、なんかワクワクしてます。『超RIZIN.3』に出たいと思っていたけど、スダリオ選手と戦って怪我をしていたし(※)、ちょっと休みでもいいのかなって思っていた矢先の話なので「よっしゃ!」って気持ちはありますね、正直。特に誰とやりたいってこともなかったけど、出られることになってうれしいです。 (※6月2日の『BreakingDown12』でヘビー級のスダリオと体重差44キロの試合に挑み、延長の末に判定で勝利するも、右足を負傷していた) ――ストリックランド選手とのスパーリングで負った傷が顔に痛々しく残っていますが、ダメージは残っていないですか? 【安保】全然ないですよ。確かに鼻とか腫れて痛いですけど、顔なんか1ヶ月で絶対に治るので、大丈夫です。頭に強いパンチをいっぱいもらったから、2日ぐらいはちょっとぼーっとしてましたけど、練習も普通にやっています。 ――そして、ボクシング界のスーパーレジェンドのパッキャオ選手との試合が決定しましたが、これまでパッキャオ選手の試合をご覧になったことはありますか? 【安保】12ラウンドをフルに見たことはないんですけど、(フロイド・)メイウェザー選手との試合はもちろん、各試合のハイライトはもちろん拝見していますし、どういったものが武器なのか、何を警戒すべきなのかは全部わかっているつもりです。メイウェザー戦は2015年だから、もう10年くらい経ってるんですよね。 ――今回の試合は、その頃のパッキャオ選手のイメージで対策をしますか?あれから年齢を重ねてボクシングも引退しているので、衰えているとは思いますが。 【安保】パッキャオ選手は45歳なんで、年齢的には全盛期なはずがない。でも、自分が去年対戦したブアカーオ選手もそうですし、年齢はもう当てにならないんですよ。プラスアルファで、パッキャオ選手はいま現役のボクシング世界チャンピオンのマリオ・バリオスと、試合交渉に入っているらしいじゃないですか。そんなモチベーションの人間が、僕との試合に適当な仕上がりでやってくるわけがないですよ。だから僕はワクワクしてます、全力で来てくれるんやって。 ――いわゆるチューンナップマッチ(調整試合)やエキシビションではなく、本気で来そうですね。 【安保】本気で来てくれないと意味がないんで。世界6階級制覇した拳をエキシビションでパシパシ受けても、何の経験にもならないじゃないですか。本気で倒し合ってこその格闘技ですし、お客さんが期待しているのもそこなので、僕は本気で倒しに行くつもりですよ。