【毎日書評】どうせこんなもんだとあきらめて、真っ当に「抗う」気持ちを忘れていませんか?
ゴールへのプロセスこそが「抗う」意味
そのプロセスが楽しかろうが苦しかろうが、どんな物事にもゴールはあります。 そしてそのゴールの形は、自分の気持ち次第でどのようにも変わるものです。そこで、「抗いたい」という思いつつもうまくいかないというときのために、次の4点を記憶にとどめておくべきではないかと僕は感じています。 ① いまがつらくても、ゴールがあることを信じる ② 迷いを捨てて、そのゴールを目指す ③ ゴールの先にあるものこそがベストだと信じる ④ そのプロセスこそが「抗う」ことだと理解する (86~87ページより) まずは①。いまがつらいと、そのつらさが永遠に続くような気分になりがちですが、生きている以上は必ず「なるようになる」かたちでケリがつくもの。 つまり、そうしてたどり着いた場所がゴールだということです。そして、だからこそ重要なのが②。迷うことなく、そのゴールを目指すべきなのです。 ときには、進むべき方向を間違えていたということにもなるかもしれません。しかし、そんなときには方向を修正すればいいだけの話。 いずれにせよ、そういうことを繰り返しながら進んでいけば、やがて必ず③、すなわち「ベストだと信じられるゴール」は見つかるものなのだと思います。 もちろん、試行錯誤しながら進んでいくのは楽ではないかもしれません。しかし、そうしたプロセスこそが④「抗う」ということ。抗って進んでいけば、その先に目指すべき場所、行き着くべきゴールがあるものなのです。なるようになるのです。 「なるようになる」は、「なるべき必然的な結果に落ち着く」ということです。要するに「望みどおりになるかもしれないけれど、ならないかもしれない」ということです。言い方を変えれば、行き着く先が望んでいなかったところだったとしても、それこそが「なるようになった」結果であるわけです。(82ページより) 机上の空論ではなく経験的に、僕は強くそう感じています。(86ページより) 冒頭で触れたように、月曜日公開予定の後編では林くんとの対談に触れたいと思います。彼がひとりで暮らしている和歌山のアパートまで足を運び、飲みながらじっくり話したりもしたので、それなりに興味深い内容になったのではないかと自負しております。 ▼後編を読む >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: フォレスト出版
印南敦史