【ホラー漫画】筋肉を使って除霊⁉︎事故物件で幽霊の姿に驚愕する主人公がとった意外な行動とは?急展開の連続に目が離せない【作者に聞く】
コロナ禍で外出が難しくなった中、運動不足やストレス解消のために一躍脚光を浴び、関連商品が一時期品薄になるなど注目を浴びている「筋トレ」。運動不足やストレス解消の他にも、基礎代謝が上がって太りにくくなったり、姿勢が改善されたり、睡眠の質が向上したりとその利点は枚挙に暇がない。そんな“筋肉”を使って「除霊」までしてしまう漫画がX(旧Twitter)で万バズの反響を博した。 【漫画】本編を読む 本作を公開したのは漫画家のウエダマサヒロさん(@marchin0415)。漫画の受賞暦は5回、秋田書店の第9回「NEXT CHAMPION」奨励賞受賞作でデビューを果たした注目の作家だ。 気になる内容は、ボディービルダーの主人公が不動産屋を訪ねるところから物語は始まる。入居に意欲的な主人公、しかし、なぜか渋り気味な不動産屋…。それもその筈、主人公が入居しようとしている部屋は以前自殺者を出した、いわゆる「事故物件」だったのだ…。 ■読者からは「筋肉もストーリーもバリバリ切れてました!」の声 作者のウエダマサヒロさんは、除霊ビルダーを着想したきっかけについて、「最初から次の読み切りは筋トレものにしようと決めていたのですが、ジムで筋トレしながら構想を練っていたら、たまたまジム内に設置されていたテレビに『事故故物件怖い間取り』という映画の予告が流れていて。それがきっかけで着想しました」と語った。 主人公は個人事業を始めるための資金を確保するために、周囲の反対を押し切って事故物件に住むことにした。しかし、入居直後に首を吊った女性の幽霊を目撃してしまう。幽霊の姿に驚く主人公、しかし次に彼が発した驚きの言葉とは?そこから始まる急展開の連続に目が離せない!「ボディービルダーの怖いものはない!」と言い放つ主人公の頼もしさが際立つ作品だ。 そんな本作は、実用的な筋トレの方法が紹介されていて、面白さだけでなく役立つ内容となっている。読者からは続編を希望する声もあり、ウエダさんは「この作品は読み切りとして描いたものなので、これ以降の展開は考えていません。でも反響が多かったので、もし時間に余裕が生まれたら続きを描いてみてもいいかなとは思っています」と意欲的な様子だ。 また、筋肉は裏切らなかったエピソードとして、ウエダさんのイラストレーターの友人は、座りすぎで椎間板ヘルニアになってしまったという。背中の筋肉が少なく骨だけで上半身を支えてしまっていたため、ヘルニアになってしまったそうだ。ウエダさんは、「僕も一日中座りっぱなしは珍しくありませんが、体が痛くなったことは一度もありません。これも高校から8年以上格闘技を続けて体を鍛えていたからなのかなと思いました」と話す。 取材協力:ウエダマサヒロ(@marchin0415)