草野小絹谷分校ありがとう 児童、卒業生ら閉校式 福島県いわき市
今年3月に閉校した、福島県いわき市の草野小絹谷分校の閉校式は1日、分校校舎で行われた。卒業生や関係者が母校の歴史に思いをはせた。 約250人が参加した。鈴木賢一草野小校長が「懐かしい日々を語り合い、今日を思い出に残る一日にしてほしい」述べた。内田広之市長、古市三久県議があいさつした。 今春まで絹谷分校で学んでいた草野小5年の芳賀蓮人(れんと)さんと古市結愛(ゆめ)さん、2年の芳賀湊さんが分校の歩みや、思い出を紹介した。子どもたちは「みんなで協力していろんなことに取り組んできた」「ここでの学びを忘れずに未来に生かしたい」などと述べた。 教室や廊下には卒業生からのメッセージや思い出の写真が掲示され、来場者が懐かしそうに鑑賞していた。 絹谷分校は1877(明治10)年2月に絹谷小として開校した。市町村合併などを経て、1966(昭和41)年10月にいわき市立草野小絹谷分校となった。絹谷、水品、北神谷の3地区と馬目地区の一部の児童が4年生まで分校で学び、5年生からは本校に通学する。本校での卒業となるため、分校で学んだ正確な人数は不明だという。
(いわき版)