<おむすび>“翔也”佐野勇斗 野球を猛練習し「120キロ近くまで投げられるように」 ヒロイン・橋本環奈の「裏でしっかり努力をしているところを尊敬」
愛知県出身の佐野さんだが、本作では栃木県出身の翔也を自然に演じている。
「栃木ことばについては、最初は難しいだろうと思っていたんです。ところがやってみたら、すごく得意で! 先生にも『栃木出身だと思うくらい話せている』と言ってもらいました。さすがに、とっさに栃木ことばでアドリブを言うのは難しいですが(笑)」
翔也を演じる上で、野球の練習にも打ち込んでいたようだ。佐野さんは「小学校の時にソフトボール部に入っていて、父親も野球が好きで、ドームにもよく観戦に行っていました。なので、お話しをいただいた時は、正直できると思っていたんです」と明かす。
「ところがソフトボールは下手投げなので、いざ上から投球する練習をはじめたら、結構難しくて。翔也は140キロを投げるピッチャーなので、できるだけ速い球を投げるために、たくさん練習をしました。先生に教えてもらうだけでなく、他の仕事の合間にキャッチボールをしたりして、最終的に120キロ近くまで投げられるようになっています」
◇翔也が結への恋心を自覚したのはいつ?
放送中の第7週では、結と翔也の距離が急接近。佐野さんは「翔也にとって結は、ずっと『なんだか気になるし、気付けば考えてしまう存在』でした。結と翔也は何度も出くわしますし、その度に翔也は結のことをとても気にしているんですが、翔也はかなり初心(うぶ)なのでそれが恋だとは気づいていないんです。最終的に翔也がしっかり恋に落ちたのは、結が手をけがしながらも毎日弁当を作ってくれた時だと思います」と説明する。
「結は“与える人間”なんです。初めて2人が出会ったシーンも、結は泣いている子どものために帽子を拾おうと海に飛び込んでいます。人のために行動することができる。僕自身も、エンターテイナーとして誰かに感動やエネルギーを与える人間になりたいと思っているので、 結のそういうところがすてきだと思います。結はそれを呪いだと言いますが、翔也は“米田家の呪い”にほれたんだと思います」