竹中隼人、俳優業を休業 41歳で脳梗塞を発症「右半身の麻痺が回復せず」仮面ライダーゼロワンなど出演
俳優の竹中隼人(41)が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、4月末で俳優業を休業することを発表した。 竹中は「ご報告 私、竹中隼人は2024年4月末日を持ちまして俳優業を休業する事をご報告致します」とコメント。「昨年2023年10月下旬に脳梗塞を発症し回復期の6ヶ月間リハビリに努めましたが右半身の麻痺(まひ)が回復せずこの度の決断に至りました」と説明し、「16歳~41歳まで、25年間の役者人生で出会えた全てのご縁に感謝しております」とつづった。 また「俳優業休業のお知らせ」と題した長文を掲載。「中学を卒業後、地元大阪で1年間芝居を学び16歳で単身上京。有限会社銀プロダクションで3年間お世話になり、師匠の故松尾銀三から『役者とは、人とは、男とは、』様々な事を教わりました。息子の様に可愛がって頂きました」と回顧。「教えを胸にその後フリーランスで約15年演劇界に身を置き舞台、主に小劇場で芝居をして参りました。その後、縁あって映像の世界に飛び込み様々な景色を見る事が出来ました」とした。 「入院中のベッドで色々と考えました。数年前から毎回これが遺作になるかもなと思って芝居をしていた事、遺作になっても悔いの無いよう覚悟を持って演じていた事、遺作では無いけど演じる事が最後になった作品の事。まだ出来るかな、いや止めた方がいいかな、グルグルグルグル毎秒毎分毎時間毎日毎週ずーっと頭から離れませんでした。いや、現在も。今も好きだから。好きで好きで仕様がなくて。ゲロ吐くほど好きだから。だから離れる事に決めました」と葛藤を吐露。 「このままだと同じ事を繰り返す。舞台公演が終わる度に、何日も寝込む。ひどい時は入院。血尿血便吐血。何日も寝れない。食べれない」とし、「人は一人で生きている訳では無い。生かされている。勿論言葉は知っていました。感謝もしています。自分が生き死にの狭間に立って初めて見えたモノがありました」とつづった。 「今回のご報告にあたり『廃業』という言葉を書いては消しを繰り返しました。25年間愛してきたモノを辞めると伝えるのは想像以上にくるものがあり、何より嘘は吐けないなと。辞めると言っても辞めないだろうなと。俺にとって役者とは俳優とは職業ではなく生き方なので。なので『廃業』ではなく『休業』とさせて頂きました」と明かし、「今後の事は何も決まっておりません。ゆっくりと整理し、前を向いて生きたいと思います。ご縁を頂けた皆様、改めて心より御礼申し上げます。誠に有難う御座居ました」と結んだ。 竹中はテレビ朝日系「仮面ライダーゼロワン」やWOWOWドラマ「TOKYO VICE」などに出演した。昨年8月にX(旧ツイッタ-)で「41歳になりました。怖っ!」と報告していた。
報知新聞社