【インドネシア】石油ガス局、増産向け中国シノペックと提携
インドネシアの石油ガス上流事業実行特別部局(SKKMigas)は4日、中国国有石油大手の中国石油化工集団(シノペック)と、国内の石油・ガス増産のための戦略提携に関する覚書を3日に締結したと発表した。 覚書の調印は、インドネシアと中国政府の関係者立ち会いの下、バリ島で行われた。 覚書により、◇探査・生産鉱区の取得機会◇石油・ガス井や石油・ガス田の生産性向上への取り組み◇シノペックが商業規模で実施する石油増進回収法(EOR)プログラム◇二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)や回収・利用・貯留(CCUS)分野――などで協力を模索する。 SKKMigasのドゥイ長官は、インドネシアの原油生産量を日量100万バレル、天然ガスを同120億立方フィートにする政府目標の達成に向け、重要な一歩になると述べた。