電力を「へらす・つくる・ためる」　脱炭素社会に向け東京都が冬の新CM「HTT東京まもり隊」を公開

　世界的な気候危機に対応するために、異常気象の要因の一つであるCO₂の削減が急務とされる。東京都は、電力を「Ⓗへらす・Ⓣつくる・Ⓣためる」＝「HTT」をキーワードに、脱炭素化に向けた取り組みを進めている。冬季の節電を呼び掛けるため、このほど、予備校講師でタレントの林修さん、芸人の蛙亭イワクラさん、子役俳優の石塚陸翔さん、人気動画クリエーターのあいりさんらが出演するCM動画「HTT東京まもり隊」の放映をスタートした。 【動画】CMメイキング映像 　CMは、15秒動画「東京まもり隊」のほかに、SNS展開用の4種類の縦型動画「お得なHTTアクションで隊員勧誘」編、「お家でできるHTTアクション紹介」編、「これからのお家には太陽光パネル」編、「省エネ性能の高い家電への買い替えでHTT」編を制作。各動画で、省エネ行動や太陽光パネル、蓄電池のメリットなどをユーモラスに紹介し、一人一人の意識や行動がCO₂の削減につながることを訴える。CMはテレビやWEB広告、交通広告などで発信していく。 　CMメイキング動画も公開された。同シリーズのCMに出演してきている林さんは、新CMの撮影を終え、「新メンバーも加わり、コミカルな要素もありながら、心強く、楽しく終えることができました」と振り返った。 　東京都では、気候危機への対応のみならず、中長期的なエネルギーの安定確保につなげる観点から、脱炭素化と電力確保の取り組みを進めている。例えば、電力を「Ⓗへらす：重ね着などを活用して適切な室温で過ごす・エアコンのフィルターをこまめに掃除する」、「 Ⓣつくる・Ⓣためる：自宅に太陽光発電と蓄電池を導入する」など、電気の使い方の工夫を呼び掛けている。