阪神・佐藤輝が4番初安打「特に気にせず、打つってことに集中して」岡田監督「この打率でなんで評価するんよ」
「ソフトバンク6-2阪神」(15日、みずほペイペイドーム) 阪神・佐藤輝が4月14日の中日戦以来、今季2度目の4番に座った。初回2死二塁では、内角の変化球を捉えたように見えたが、少し詰まり気味で右飛。四回には高めの直球にバットが空を切って空振り三振。この時点で打率が2割を切ったが、六回1死一塁から右翼線への二塁打を放って反撃の1点を奪う足場を固めた。それでも八回無死一、二塁では左飛に倒れると、体全体で悔しさを表すシーンがあった。 【写真】くっそぉぉぉ!8回は左飛に倒れ、絶叫して悔しがる佐藤輝 佐藤輝は「長打だったので、それは良かったです。特に(打順は)気にせず、打つっていうことだけ集中していきました」と振り返った。それでもチームは連敗を喫しており、「先制点を取って、いい流れにしたいと思います」と3連敗だけは避けるという強い決意をにじませた。 岡田監督は佐藤輝について「1回沈んだけどな、2割を。持ちこたえたな」とし、佐藤輝が打撃に復調気配を感じているのかとの問いに「知らん、ないんちゃう。分からへん。この打率でなんで評価するんよ、そんなん。ええとか悪いとかの問題ちゃうやろ。この打率見とったら」と語った。 佐藤輝はこの日4打数1安打で、今季の通算打率は・203となっている。