最強プロジェクター「HORIZON Ultra」はテレビの代わりになるのか?
ハーマンカードンの上質なスピーカー音
続いて音質を見ていきましょう。スピーカーは12W×2基のハーマンカードン製。シャカシャカとした軽さも低音のビビリもなく、ドラマのセリフも音楽も聴きやすいバランスの取れた上質なサウンドです。低音もしっかり重みがあるので、アクション映画でもこれといった不満を感じることはありません。プロジェクター特有の作動音は気にならないレベルですが、大画面の臨場感を高めたり、より音にこだわるなら外部スピーカーやサウンドバーを追加するのもアリでしょう。
OSはAndroid TV 11.0を搭載。無線または有線でネットに繋いだら一通りのアプリが表示されるのでそのまま動画コンテンツを楽しめます。ちなみに外部接続はWi-FiやBluetoothのほか、オーディオジャック、HDMI、USB 2.0などに対応します。入力機器としてPCやBlu-rayプレイヤー、SwitchやPS5などのゲーム機に繋いでみるのも面白いかもしれません。使いこなせば“おウチデート”の最強の相棒になってくれるかもしれませんよ。
Netflixを観るには注意点が
ただ一点、肝心の「Netflix」アプリだけはどこを探しても見当たらず。調べてみると、先に「Desktop Launcher」というアプリをインストールし、そこからさらにインストールするという手順が必要になるとのこと。一度インストールすれば他のアプリと同じように使えるので問題はありませんが、割と謎な仕様です。作業自体はカンタンですが、Netflix派はご注意を。
「HORIZON Ultra」はホームプロジェクターとして世界で初めてDolby Visionに対応。サブスクでもDolby Vision対応作品は増えており、鮮やかな色域とコントラストを持ったHDR映像が4Kで楽しめます。実際に使ってみるとその明るさや画質は“最強のプロジェクター”と呼ぶに相応しいと感じました。もはやテレビと比べても画質面でのデメリットはほとんど感じられません。 じゃあテレビの「代替機」になるかと言うと、いくつか注意点が必要です。