『ボス・ベイビー』のスタジオ最新作『野生の島のロズ』来年2月公開決定!
『シュレック』(01)や『ボス・ベイビー』(18)、「ヒックとドラゴン」シリーズなど、数々の大ヒットアニメーションを生みだしてきたドリームワークス・アニメーションの最新作『野生の島のロズ』が2025年2月7日(金)より全国公開されることが決定。特報と場面写真が解禁された。 【画像を見る】「シュレック」シリーズをはじめ、多くの大ヒットアニメーションを生みだし続けるドリームワークス・アニメーション 本作は、野生の島で起動した最新型アシスト・ロボの「ロズ」に、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語。原作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる「野生のロボット」シリーズ。2016年に出版された「野生のロボット」はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位を獲得したほか、チルドレンズ・チョイス・アワードの年間最優秀イラストレーター賞や、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞等を含む数多くの文学賞を受賞した傑作童話だ。 監督および脚本は、ディズニーで経験を積み『リロ&スティッチ』(03)の監督を務め、ドリームワークスで『ヒックとドラゴン』(10)などを手掛けてきたクリス・サンダース。製作は、ドリームワークス・アニメーションの『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(21)や「カンフー・パンダ」シリーズのジェフ・ハーマンが務める。 本国の声優キャストには、ロボットのロズ役に『それでも夜は明ける』(14)で第86回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、その後も『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(22)や『クワイエット・プレイス:DAY 1』(公開中)など話題作への出演が絶えない実力派ルピタ・ニョンゴをはじめ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウといった名だたる豪華キャストが声を吹き込んでいる。 特報映像もあわせて解禁。舞台は、緑が一面に生い茂る野生の島。指示を与えてくれるはずの人間のいない場所で偶然起動してしまった最新型アシスト・ロボのロズは「ご用件をどうぞ」と語りながら島のなかを進んでいく。しかし森の動物たちは警戒して近づいてこない。そんななか、偶然ロズは雁の赤ちゃんの誕生の瞬間に立ち会う。映像の最後には、ロズを「ママ」と呼んで額をタッチする雁の愛らしい姿に、思わず赤い光をロズは放つ。ロボットでありながら感情が生まれる瞬間が描かれ、それは同時に物語の始まりを予感させる。特報映像のなかで描かれる島や森の描写について「古くは『バンビ』(51)のタイラス・ウォンの絵や、『となりのトトロ』(88)をはじめとした宮崎駿監督作品に登場する森に至るまで、様々なものを参考にしました」と監督のサンダースが明かす。 また、繊細かつ美しい無数の蝶がロズの周りを舞うシーンカットからは、ドリームワークス・アニメーションの技術力の高さをまざまざと感じさせられる。人間のいない島で命令を待ち続けたロボットの姿を描く本作の続報から目が離せない。 文/スズキヒロシ