Ridgelinez、独自のフレームワークと生成AIで「企業のアジャイル成熟度」を診断するサービス
Ridgelinez株式会社は6日、アジャイル組織変革の成功率向上を支援する、企業のアジャイル成熟度診断サービスを提供開始すると発表した。同サービスでは、企業のアジャイル成熟度診断に特化することで、現在のアジャイル施策と経営戦略との整合性検証や、組織変革の阻害要因の特定を可能にするほか、アジャイル組織変革に向けて、企業が組織文化や既存プロセスの見直し、アーキテクチャ刷新など、具体的な施策を検討し実行できるよう支援するという。 【画像】インタビューによるアセスメントの流れ 新サービスは、アジャイル開発・組織変革の専門コンサルタントが、Ridgelinez独自のアジャイルフレームワークと生成AIプラットフォームを活用して、企業のアジャイル成熟度を診断するもの。1)アジャイル成熟度のWeb診断(無償)と、2)インタビューによるアセスメント(有償)の2つを用意している。 このうち1)では、Ridgelinezのアジャイル実践知見を学習した生成AIプラットフォームによる無償診断で、組織のアジャイル成熟度を簡易的に把握できるようにする。具体的には、24個の設問に回答することにより、自社のアジャイル成熟度を、柔軟性・適応力、学習と成長、顧客との関係、フィードバック活用、ツール活用、アジャイル開発の6つの評価軸で診断するという。 一方の2)は、Ridgelinezの専門コンサルタントがインタビューとアセスメントを実施し、診断結果のレポートを提供するもの。同社は、SAFeやScrum@scale、LeSSなど、アジャイルのグローバルベストプラクティスをふまえた上で、日本企業の特性に合わせて、経営戦略とIT戦略の整合性、組織風土や文化といった7つの重点要素を加えた独自フレームワークを有しており、このフレームワークに沿って分析を行うことで、企業が抱える課題を俯瞰(ふかん)して整理するとした。 また、企業のありたい姿に向けて、個々の企業に合わせた最適なアジャイル組織像を定義し、その実現に向けて必要となる全社横断的な施策も検討する。なお、この施策の検討は、企業の経営層、IT部門、人事部門など、アジャイル変革に影響を受ける関係部署のキーパーソンとともに、Ridgelinezのコンサルタントが行うとしている。
クラウド Watch,石井 一志