【TGA2024現地取材】10 Chambers最新作『Den of Wolves』開発者に直撃。近未来のハイテク都市で繰り広げるスタイリッシュ強盗ゲームは『PAYDAY』生みの親のジャンル回帰作
2015年にスウェーデンで産声をあげたゲームスタジオ10 Chambers。このデベロッパーが名を世に轟かせたきっかけとなったタイトルは、ハードコアCo-opサバイバルホラー『GTFO』です。閉鎖された地下施設からの脱出劇、極限状態での資源管理、そして仲間との連携が織りなす圧倒的な緊張感。その独自の哲学と妥協のないゲーム性で、世界中のコアゲーマーを魅了しました。 【画像全12枚+映像1本】
そして今、10 Chambersが新たな舞台へと足を踏み入れます。それが2097年の近未来都市□ミッドウェイシティ□を舞台に繰り広げられる、Co-op強盗FPS『Den of Wolves』です。
『Den of Wolves』は『GTFO』で培われた協力プレイのノウハウ、そして『PAYDAY』シリーズの系譜を受け継ぐ「強盗FPS」のDNAが融合した新しいゲーム体験を提供します。最大4人のプレイヤーで構成されるチームは、緻密な計画と瞬時の判断を求められながら、お互いに連携しながらハイリスク・ハイリターンの強盗ミッションに挑みます。
The Game Awards 2024で新トレイラーが公開されましたが、それにあわせてロサンゼルスで10 Chambers共同設立者のSimon Viklund氏とのインタビューがメディア向けに開催されました。本記事では『Den of Wolves』のゲームプレイ紹介と共に、インタビューの様子をお届けします。
企業が支配する欲望の坩堝:未来都市ミッドウェイシティ
『Den of Wolves』の舞台となるのは、2097年のミッドウェイシティ。太平洋上に建設されたこの人工島は、企業が法を凌駕し欲望が渦巻く近未来都市です。各地区は異なる企業によって統治され、独自の文化や建築様式、そして厳重なセキュリティシステムを有しています。
2030年に発生したAIを用いた大規模サイバーテロで経済システムが崩壊し、人類は戦争に突入してしまいました。 そして2035年、企業が太平洋にミッドウェイシティを建設。そして人間が脳をネットワークに直接繋ぐ「電脳化」が実現され、安全なネットワークで形作られるユートピアを建造しました。 しかし、2097年にはサイバーパンクものにお約束の「企業による支配」と「管理社会」という、腐敗と崩壊のディストピア……□狼の巣窟□に成り果てています。
【関連記事】
- 『GTFO』開発スタジオ10 Chambersの新作は“協力強盗FPS”―『Payday』開発者が言及
- ハードコア協力FPS『GTFO』正式リリースに向けた最新ランダウン「Rebirth://EXTENDED」が配信開始!
- 『GTFO』ディベロッパー10 Chambersの過半数株式をテンセントが取得―同社Twitterで発表
- 日本語対応、『バルダーズ・ゲート1』などのクラシックRPGの影響を受けた骨太新作洋RPG『ソードヘイヴン』Steamにて早期アクセス開始
- 『ととモノ3』復活!学園3DダンジョンRPG『剣と魔法と学園モノ。3 Remaster』Steam/PS5/スイッチ向けに発表―3つの学園の冒険が15年ぶりに蘇る【UPDATE】