“ハリー・ポッターの剣”回収…銃刀法違反の可能性 銃や剣のレプリカ、法律違反の基準は?
刑事事件に詳しい弁護士に、銃刀法違反の基準について聞きました。 ヴィクトワール法律事務所 加藤隆太郎弁護士 「ある程度、殺傷能力があるもの、それが問題になってきます。金属でできていて、端的にいえば先端がとがっている。それが1つの刃物であったり、剣の1つの概念になりうる。剣は両方に刃があるということで殺傷能力が高い」 ファンからはこんな意見も…。 当該商品未購入 20代 「(もし自分が持っていたら)持ち歩くわけじゃないので返さないと思う。家に置いておけばいいのかなって」
外に持ち出さなければいいのでは…ということなのでしょうか? ヴィクトワール法律事務所 加藤隆太郎弁護士 「例えば家で持っている場合は、刃物というものを外され、刀や剣が(銃刀法違反の)対象になるんですね。持っているだけで処罰される」 要するに、剣は持ち出す、持ち出さないに限らず、所持している時点で“銃刀法違反”になるというのです。たとえ“おもちゃ”の刃物でも… ヴィクトワール法律事務所 加藤隆太郎弁護士 「法律違反になるとは『知らなかった』は通用しません。今回のものは、剣とみなされうるのであれば、それは持っているだけで処罰対象になりますので、自主的にこの回収に応じて返金を受けるという形でよろしいのでは」 ◇ 剣の回収は警察が行い、返金対応をするということです。 (問い合わせ先:050-6862-3676)