党首討論の時間3分「カップラーメンより短い」 国民幹事長が批判
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は14日の記者会見で、3年ぶりに実施される国会の党首討論で玉木雄一郎代表の持ち時間が3分しかないことに言及し、「カップラーメンより短い」と批判した。 【図解でわかる】そもそも選挙の仕組みとは 党首討論は19日に実施される予定で、岸田文雄首相(自民党総裁)との討論には立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主の4党首が臨む。 14日に開かれた衆参両院の国家基本政策委員会幹事会で、与党側は討論時間を計45分間と提案したが、野党側が長くするよう求め折り合わなかった。各党首の持ち時間は各会派の所属議員数に応じて分け合うが、野党が多党化する中、それぞれの討論は短時間となる。 榛葉氏は「玉木代表の持ち時間は(首相の)答弁も入れて3分だ。今時のカップラーメン(を作る時間)だって4、5分は当たり前。3分で何を議論しろというのか」と主張。「今の45分の在り方を続けるならば、やっている意味がない」と語り、全体の質疑時間を長くすることや党首ごとの討論を毎週開くなどの改革が必要だと訴えた。 党首討論は2大政党制の英国議会をモデルに2000年に正式導入された。しかし、年々、開催頻度は減り、今回の討論は菅政権下の21年6月以来で3年ぶりとなる。【田中裕之】