神戸・旧居留地で「灘の酒 SUMMERガーデン」/兵庫
日本一の酒どころとして知られる灘五郷(なだごごう)。各蔵元参加によるチャリティー試飲会なども楽しむことができる「灘の酒 SUMMERガーデン」が14~16日まで、神戸市中央区の旧居留地にある神戸朝日ビルディング1階ピロティ特設会場で行われる。 灘五郷は、「灘の生一本」で知られる日本酒の生産地。兵庫県神戸市の東灘区・灘区にある魚崎郷、御影郷、西郷と西宮市にある今津郷、西宮郷を合わせた阪神間の地域。酒造りに適した六甲山系の水(宮水)と酒米(山田錦)があったことなどで日本酒の名産地として栄えた。阪神・淡路大震災の影響で伝統的な景観が損なわれたり、いくつかの蔵元廃業などもあったが、今も変わらず多くの蔵元が軒を連ね、日本一の酒造業地帯として存在感を持ったまま現在に至っている。
開催時間は午後5時から同8時まで。14日にはオープニングセレモニーの鏡開きが午後5時20分から行われ、先着100人に樽酒がプレゼントされる。「昨年の開催では、一日千名ぐらいの方が来てくださった」と灘五郷酒造組合の担当者。なお、子供連れでの入場はできない。 (谷川しゅんき/関西ライター名鑑)