【注目チーム】2024年こそ王座奪還なるか…ハミルトン&ラッセルの英国人コンビは今季まで|メルセデス|F1
2020年はハミルトン独走で7度目V
開幕戦のオーストラリアGPは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、直前で中止になることが決定。開幕が7月にずれ込み、第1戦オーストリアGPではボッタスが開幕戦を制す。第2戦~第4戦はハミルトンが3連勝を飾り、序盤にしてメルセデスの1強状態であることが明確に。 シーズンを通じてハミルトン11勝、ボッタス2勝と他を寄せ付けない強さを示し、2014年から続くダブルタイトル連覇を7に伸ばしている。 ボッタスは2020年秋、早々に2021年のシートが確定していた一方、ハミルトンは新シーズンの契約更新がなかなか決まらず。2021年2月8日になり、ようやく1年契約がまとまったと公表された。王者メルセデスはハミルトン&ボッタスのセットで5季目へと突入することとなった。
2021年はコンストラクターズ8連覇もドライバーズ王者を明け渡す
そして2021年は序盤戦からハミルトンとマックス・フェルスタッペンによるマッチレースの様相を呈し、ドライバーズランキングトップの座が5度も入れ替わるデットヒートに。第21戦サウジアラビアGPを終え、ハミルトン8勝、フェルスタッペン9勝で、両者369.5ポイントで並び最終アブダビGPを迎えることになった。 このレースでは2番手スタートのハミルトンがスタート直後にフェルスタッペンを抜き、多くの周回でラップリーダーを務める。そして終盤53周目にニコラス・ラティフィがクラッシュしてセーフティーカーが入ると、ハミルトンはそのままステイアウトした一方でフェルスタッペンはソフトタイヤにスイッチ。ファイナルラップの58周目にレース再開となったが、ロングランのハードタイヤを履いたハミルトンにとっては、フレッシュなソフトタイヤのフェルスタッペンが相手では為すすべなし。ターン5でトップの座を奪われたハミルトンは2番手でフィニッシュ。 結局最終ラップで優勝を逃したハミルトンはドライバーズランキング2位で2021年シーズンを終えることになった。ドライバーズタイトルは失った形になったが、コンストラクターズタイトルは2014年からの8連覇となっている。 レギュレーションの大きく変わる2022年はハミルトンと、ウィリアムズから加入したジョージ・ラッセルの英国人コンビで迎えることになった。