藤井聡氏 松本人志の声明は「非常に微妙な内容」“いらっしゃったのであれば”の表現に感じる主張
京大大学院教授の藤井聡氏(56)が9日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に生出演。女性に性的行為を強要したとの報道をめぐり、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)が文芸春秋などに損害賠償などを求めた訴訟について同日、双方の話し合いに基づき、松本側は訴えを取り下げ、文春側が同意して裁判が終結した件についてコメントした。 藤井教授は「“松本さんは文春の話全部認めはってんな。謝りはったから全部認めはってんな”という印象を持つ方が多いと思うんですけど」と前置きしつつも、松本が発表した声明から「強制性の有無を直接に示す物的証拠はない」とした文言に着目し「松本さん側だけじゃなくて、文春側も物的証拠がないということを言ってるんやなと暗示してるわけですよね」とコメント。 そして「多くの国民の方の最大のポイントは、それが強制的だったのか合意だったのかということだと思うんですよ」と切り出し、松本による謝罪の一言「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」という文言を解説。 「いらっしゃったのであれば」という表現に際し「“僕はいるかどうかは分からないが、いるんだったらお詫びする”ということで、いるならばという言葉の裏には“僕はそんな不快な思いをされた方がいるという認識はないけれども、いるんだったら謝ります”ということですから、非常に微妙な内容になってますよね」と語った。