Switch向け配信開始で話題「スーパーマリオランド」今遊んでも独特な中身 ゲームボーイで発売された「マリオらしくないマリオ」とは?
■もともとは1989年に発売された大ヒット作 Nintendo Switch向けに『スーパーマリオランド』が5月15日配信された。これが話題を呼び、Xのトレンドに入り、いま改めて大きな注目を集めている。 【画像で見る】懐かしい!400万本以上売れた「スーパーマリオランド」のプレー画面 『スーパーマリオランド』は1989年にゲームボーイと同時に発売されたタイトル。400万本以上売れており、ゲームボーイタイトルの売り上げランキング上位に入るほどの作品だ。 人気もあり販売本数もかなりのものといえる『スーパーマリオランド』なのだが、しかし同時に「マリオなのにマリオらしくない」という特性も持ち合わせている。
『スーパーマリオランド』はさまざまな部分が『スーパーマリオブラザーズ』と異なる。そもそも冒険の舞台がキノコ王国ではなく、「サラサ・ランド」という場所になっている。 出てくる敵も違う。「クリボー」のような敵は「チビボー」であり、どうやら小さくて気が弱いらしい。「ノコノコ」のように見える亀は、踏まれると爆発するというはかなすぎる生態を持つ「ノコボン」である。 あるいはスフィンクスがマリオに向けて玉を飛ばしてきたり、別のステージではモアイが飛んだり走ったりするうえ、揚げ句の果てにはキョンシーがぴょんぴょん飛んでくる。サラサ・ランドは常識外れの場所なのだ。
■シューティングステージもある! マリオのパワーアップも異なる。いつもであれば「ファイアフラワー」で炎を出せるようになるが、本作では「スーパーボールフラワー」を取得してスーパーボールを放つようになる。スーパーボールなので壁や床にぶつかると跳ねるようになっており、子どものころスーパーボールをなくした記憶が蘇ってきそうな動きを見せてくれる。 スターを取れば無敵になるのは同じなのだが、そのときにかかる曲はなぜか『天国と地獄』である。いまのマリオにはめったにないシューティングステージがあるのも特徴の1つだ。