柿本さんの大根は2.84キロ 宇気郷、重さや形で初のコンテスト 三重・松阪
畑仕事の楽しみに
三重県松阪市宇気郷地区の宇気郷住民協議会(世木英勝会長)は20日午前10時半から柚原町の宇気郷地区市民センターで、初めて「大根コンテスト」を開催した。参加者は、大きく育った大根や変わった形になった大根などを持ち寄り、冬野菜の代名詞で楽しんだ。
「おもしろ部門」は竹谷さんらの3品
同コンテストは地域住民の畑仕事の楽しみとして同地区内で育てた大根を募集して開催。カボチャやスイカなどの案も出たが、一番育てやすい「大根」で行うことに決めた。 8月中旬に同センター隣のJAみえなかうきさと憩センターで初心者のために土づくりから種まき、病虫害防除など「大根の育て方」の研修会を実施。面白い形の大根を育てるには、土を耕さない、石を入れるなどの提案も受けるなどして、勉強してコンテストに挑んだ。 この日は大きさを競う「普通部門」に29本、「おもしろ部門」に13本が出品された。普通部門で、重さ、長さ、太さのカテゴリーでそれぞれ1位が選ばれ、おもしろ部門は各地区の自治会長ら審査員5人が主観で3品を選んだ。 世木会長(67)は「各家庭で育てた立派な大根が並びました。おもしろ部門は下半身にまつわるものが多かったです」などとあいさつ。重さ部門で1位に輝いた柿本久喜さん(85)=後山町=は「昔から、発酵させた枯れ草と牛ふんだけで年間20種類くらいの野菜を作ります。今年は大きいのがたくさん取れました。自分が作っている野菜が認められてうれしいです」、おもしろ部門に選ばれた大谷俊子さん(77)=柚原町=は「松阪マラソンの走者です。たまたま今朝抜いたのが面白かったので出品しました」とそれぞれ笑顔で話した。 入賞したのは次の皆さん。 【普通部門】 ▶重さ=柿本さん(85)後山町=2.84キロ ▶長さ=中尾篤さん(72)与原町=48センチ ▶太さ=上田まつ子さん(90)同=31センチ 【おもしろ部門】 ▶竹谷千代さん(84)=柚原町、大谷俊子さん(77)=同、長谷川裕実さん(71)=与原町=