13年前のオープン戦は20打席以上無安打、カープ新井監督「野球ができることに感謝」 プロ野球選手会の会長として奔走
広島東洋カープ―中日戦があった10日、マツダスタジアムでは東日本大震災の被災者に哀悼の意を表し、黙とうがささげられた。新井貴浩監督は「被災された方は今も苦しみ、悲しみが消えることがないと思う。野球ができることに感謝しながら、大切に過ごしたい」と話した。 【一覧】2024年広島東洋カープ選手の契約更改・年俸 阪神に在籍していた当時はプロ野球選手会の会長として、日本野球機構にシーズン開幕の延期を訴え続けた。ストライキも想定される中、文部科学省など関係各所での打ち合わせに奔走。「全然眠れなかった。球が見えなくて、オープン戦は20打席以上無安打。シャイナーどころではなかった。札幌ドームでファンが『頑張れ、新井』とすごく拍手してくれた。じーんとした」としみじみと振り返った。
中国新聞社