エンゼルスで10年間プレーしたアルバート・プホルス（MLB Advanced Media）

　日本時間3月5日、アリゾナで行われているエンゼルスのキャンプに2人のレジェンドが合流した。MVP3度、通算703本塁打のアルバート・プホルスとエンゼルス在籍時の2004年にMVPを受賞したブラディミール・ゲレーロだ。ロン・ワシントン監督は2人のレジェンドの合流を歓迎。「選手たちにとって非常に重要なことだ。この2人は私が見てきたなかで最も精神的に強い選手であり、若い選手たちはメンタル面で様々なことを学ぶことができるだろう。若い選手たちにいろいろ教えてあげてほしい」と語った。 　プホルスは先日、ドミニカ共和国のウィンター・リーグのチームである「レオネス・デル・エスコヒード」の監督に就任したばかり。将来的にメジャーの監督を務めることにも興味を持っていることを明言しており、「適切な機会が巡ってきたときのために、しっかり準備していきたい」と意欲を見せている。ただし、積極的に監督の職を求めるつもりはなく、「今は必要とされている仕事に集中する。ここに1週間くらい滞在したあと、ドミニカ共和国に戻ってチームの準備をする予定だ」と語った。 　ワシントン監督は、プホルスについて「球界で最も賢い男の1人だと思う」と語り、「おそらく彼のほうが私よりも野球について多くのことを知っている」という理由で自分からプホルスにアドバイスをするつもりはないようだ。もちろん、プホルスからアドバイスを求められた場合には、喜んでアドバイスをするつもりだという。また、プホルスは今週、カージナルス時代の恩師であるトニー・ラルーサにも会う予定となっている。 　エンゼルスの看板選手であるマイク・トラウトもプホルスと再会。トラウトは「アルバートのような男とクラブハウスで一緒に時間を過ごせたのは本当に幸運だった。彼の野球に対する姿勢やクラブハウスにおけるリーダーシップを学ぶことができたんだ」と語る。チームの看板選手であると同時にリーダーでもあるトラウトだが、そのリーダーシップのスタイルはプホルスから大きな影響を受けているようだ。