91分の完勝で全仏OP6年連続の16強、世界9位チチパス「自信を高められた」<男子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5月31日、男子シングルス3回戦が行われ、第9シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク44位のジャン・ジジェン(中国)を6-3, 6-3, 6-1のストレートで破り、6年連続6度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見でチチパスは「自信を高めることもできた」と語った。 【ジョコビッチ、シナー、アルカラス、チチパスら全仏OP組合せ】 25歳で世界ランク9位のチチパスは今季、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で今季初優勝を果たすとともに2022年以来2年ぶり3度目の大会制覇。続くバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で準優勝した。 全仏オープンに出場するのは8年連続8度目であり、2021年には準優勝を飾っている。今大会では1回戦で世界ランク54位のM・フチョビッチ(ハンガリー)、2回戦で同83位のD・アルトマイアー(ドイツ)を下し3回戦に進出した。 そして3回戦、チチパスは30本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。自身は5度のブレークに成功し、わずか1時間31分で完勝した。 試合後の会見でチチパスは「今日のパフォーマンスは、これまでの全仏オープンの中でもベストの1つだと思う。効果的なプレーができたと同時に、正確なプレーもできた。ショットはとても正確だったと思う。どこを狙っても、本当に質の高いショットが打てたけど、正確さも相まって素晴らしいプレーをするのがずっと簡単になった。試合が進むにつれて自信を高めることもできた」とコメントした。 勝利したチチパスは4回戦で世界ランク35位のM・アルナルディ(イタリア)と対戦する。アルナルディは3回戦で第6シードのA・ルブレフを7-6 (8-6), 6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第2シードのJ・シナー(イタリア)、第3シードのC・アルカラス(スペイン)、世界ランク79位のC・ムーテ(フランス)が16強に駒を進めた。
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