「特殊な殺人事件調べるのが好き」須藤早貴被告(28)が“検索ワード”について主張…覚醒剤購入で検察が“矛盾”追及 「紀州のドン・ファン」殺人事件裁判
野崎さん死亡後の会社役員就任に対しても主張展開
そして早貴被告は、野崎さん死亡後、会社の役員に就任したことについては次のような主張を展開した。 須藤早貴被告: (弁護士に)生活費だけはなんとかもらえないかと。社長から(月)100万円もらえなくなったので。代表になったら、給料として月30万円もらえる?と。その後、(弁護士から)役員報酬として3000万円渡せると。法律を何度も確認したが問題ないと言われたので。 そのうえで、あらためて野崎さん殺害の事実について、“一切ない”とした佐紀被告。
検察側からは覚醒剤購入に関する“矛盾”追及
こうした主張に対し、午後から行われた検察側の被告人質問では、覚醒剤購入に関する矛盾について追及された。 弁護側の質問では、男性機能の不調を訴えた野崎さんから、4月以降に覚醒剤購入を頼まれたと主張していたが…。 検察側: あなたの(覚醒剤費用の)入金、4月1日の午後2時58分。4月以降買ってこいというのと話が違う。 須藤早貴被告: 記憶間違ってるのかも。 検察側: (覚醒剤の売人に)なんで「旦那に内緒」と言った? 須藤早貴被告: 急いでもらうのに、せかす理由で設定して… 検察側: 野崎さんにせかされていたなら、『旦那に急かされていたと』言えばよかったんじゃないのですか? 須藤早貴被告: あー…思いませんでした。 なぜ早貴被告は売人に、「野崎さんにせかされて」と言わずに「内緒」と言ったのか。 検察側の追及に言いよどむ場面も。 11日の被告人質問で質問が及んだ早貴被告のスマホの検索履歴について、元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は「『完全犯罪』だとか『老人の事件』だとか、通常の人はあまり(検索を)しないので、被告人には不利に働くと思います。被告人が殺害したというところに強い形で結びつけるということは難しいと思います」と解説した。 (「イット」11月11日放送より)
イット!