今すぐ実践すべき「顔の筋トレ」。老けて見える人と見えない人の違いを専門家が解説!
――たるみなどを改善するには、どの表情筋を鍛えればいいですか? 身体と同じで、表情も複数の筋肉が関わって動きます。そのため、表情筋の1カ所のみをケアするだけでは改善に繋がりません。 さらに頭皮と顔の皮膚はつながっていますから、まずは頭の筋肉を物理的にほぐして柔らかくしたり、肩や鎖骨周りの老廃物をしっかり流しておくことも表情筋ケアの重要なポイントです。 表情筋は、ただ動かせば良いというわけではありません。鍛えたい筋肉と、普段使いすぎているために休ませたい筋肉があります。 図を見ていただくとわかるように、顔の筋肉は下半分に集中しています。中でも注目したい表情筋が、大小頬骨筋と咬筋です。たるみに引っ張られる頬の大小頬骨筋は鍛え上げたい筋肉。逆に咬筋はゆるませることでフェイスラインのもたつきをケアすることができます。 ――咬筋とは? いわゆる食いしばり筋といわれる筋肉です。睡眠時や身体の筋トレをしているときに、奥歯をぐっと食いしばっていて、咬筋に力が入ってしまっている方がとても多いんです。この筋肉が発達しすぎすると、ほうれい線が目立ちますし、顔が大きい印象になったり、エラが張ってしまうなどの顔の変化を引き起こします。
顔の筋トレも継続が大事!
――顔の筋トレもやはり継続が大切ですか? 身体の筋トレと一緒で、1回で効果を出すというよりも、続けることが大事です。 ――すでにたるみ始めていても、顔の筋トレは効果がありますか? 始めるタイミングが遅いということはありません。筋トレを続けていくと、だんだん上向きの顔が定着してくるはずです。 ――顔の筋トレをはじめるには何からしたら良いでしょうか? 「割り箸をくわえて口角を上げ、口輪筋を鍛える」など、ご自身でできるトレーニングもありますが、自分でやると余計なところに力が入ってしまったり、やりすぎて逆効果になってしまうこともあります。 身体の筋トレでマシーンに頼るように、美顔器があると効率的ですし、続けやすいと思います。美顔器は筋肉を休ませるものから、最適な筋肉をケアできるものまでさまざまあります。 肩や腰のコリは違和感がありますが、顔や頭の筋肉はこっているという自覚症状がない方がとても多いんです。 美顔器などを使った際に、こっているところは痛みを感じやすかったりしますが、ケアされるとすっきりします。美顔器のお手入れ後に表情がほぐれるのを実感される方が多いですね。 ――YA-MANには、顔専門のトレーニングジムというのもあるそうですね。 我々が展開する「FACE LIFT GYM」は、顔の筋肉に着目した顔専用のトレーニングジムです。身体のジムのように、顔の筋トレ指導もプロに頼ることができます。
◇ 日焼けするのが日常だからと、肌の衰えを諦めるのはまだ早い。身体の筋トレとともに、表情筋のトレーニングにも目を向けてみよう。 アントレース、荒木奈々(メディア・ビュー)=取材・文
OCEANS