<柳楽優弥>TBSドラマ初主演 “自閉スペクトラム症の弟”坂東龍汰と暮らす兄役 10月スタートの「ライオンの隠れ家」で
俳優の柳楽優弥さんが、10月にスタートする連続ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系、金曜午後10時)に主演することが7月19日、明らかになった。柳楽さんが同局のドラマで主演を務めるのは初めてで、出演も9年ぶり。併せて、俳優の坂東龍汰さん、子役の佐藤大空(たすく)君が出演することも発表された。柳楽さんと坂東さんは、本作が初共演となる。 【写真特集】柳楽優弥と坂東龍汰が兄弟役で初共演 愛らしい“ライオン”の姿も
ドラマは、自閉スペクトラム症の小森美路人(みちと、坂東さん)と兄の洸人(ひろと、柳楽さん)を軸に展開する。決まったルーティーンの中であれば問題なく生活できる美路人に合わせ、洸人は凪(なぎ)のように何も起こらない平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、2人のもとに、突然「ライオン」と名乗る小さな男の子(佐藤君)が現れ、預からざるを得ない状況になってしまう。慣れないながらもライオンと3人で暮らしていくうちに、ライオンが預けられた背景には“ある事件”が関わっていることが分かり、平穏な日々から嵐のような渦にのまれていき……と展開する。
柳楽さん演じる主人公の小森洸人は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年。両親を事故で亡くしてからは、自閉スペクトラム症の弟と2人で暮らしており、朝は弟と決まった時間に家を出て、退勤後も弟と決まった時間に一緒に帰り、いつも弟に歩幅を合わせ、弟のために生きている。
坂東さん演じる美路人は、洸人の弟で自閉スペクトラム症の青年。コミュニケーションが苦手だったり、こだわりが強かったりする。また、知覚・芸術の分野で突出したセンスを持っており、その能力を生かし、小さなアート事務所でアーティストとして働いている。ルーティーン通りの生活を送り、イレギュラーへの対応が難しい美路人にとってライオンがいる生活は混乱の連続だが、これまで体験したことのない日々に美路人自身も変化していく。
柳楽さんは「弟を演じる坂東さんとは今回初めての共演ではあるのですが、初めてお会いしたときから……好きです。僕のほうがキャリア的には先輩ですが、感じるバイブスみたいなものが似ている方なのかなと期待していますし、心強さも感じています。今までにも兄弟の絆を描いている有名な作品がありますが、僕たちならではの良い色が出せたらと思っています」とコメントを寄せた。
坂東さんは「今回僕のお兄ちゃんを演じるのが柳楽さん。本当にずっと大尊敬していた先輩なので……実はすごく緊張しています(笑い)。実際にお会いしたらすごく優しくて安心しました。兄弟の絆は、海外の映画や日本でも描かれてきていますが、僕自身すごく好きな題材です。今回はそこにサスペンスが重なってきますが、その中でも兄弟の絆やつながりは丁寧に、柳楽さんと一緒に話し合いながら、表現していけたらと思っています」と意気込みを語った。