新型アウディSQ8スポーツバックeトロン 一充電走行距離と急速充電性能が向上 SDGsにも配慮
アウディSQ8スポーツバックeトロン 概要は?
アウディは、フルサイズEVクーペSUVである、アウディSQ8スポーツバックeトロンを発表し、全国のアウディeトロン店を通じて発売するとアナウンスした。 【写真】アウディSQ8スポーツバックeトロンと最新アウディの写真を見る (106枚) アウディSQ8スポーツバックeトロンは、より高性能なパワーユニットとクワトロによって、ダイナミックな走りを実現するQ8 eトロンのスポーツグレード「Sモデル」である。 フロント1基/リア2基の合計3基の電気モーターが搭載され、力強くしなやかな走行性能を実現するという。最高出力503ps/最大トルク99.22kg-mを達成。0-100km/h加速は4.5秒となる。 総電力量114kWh(先代比+19kWh:正味エネルギー容量106kWh)により、一充電走行距離482km (先代比+67km:WLTCモード)を達成し、CHAdeMO規格の150kW急速充電に対応、短時間で大容量の充電が可能とアウディは語る。 フロントモーターの出力は最高出力157kW/2基のリアモーターはそれぞれ最高出力138kWの出力を誇り、通常走行時はリアモーターのみが作動し、素早い加速が必要な場面や、滑りやすい路面状況ではフロントモーターのトルクが加わるという。またリアモーターは左右独立して制御が可能で、コーナリング時には左右輪のトルクを変えることで旋回性能を向上させる「電動トルクベクタリング機構」を搭載する。 アウディSQ8スポーツバックeトロンは、バッテリーの総容量に対して使用可能な正味エネルギー容量を増加させ、さらに空力性能やモーターの効率アップすることにより一充電走行距離が向上したという。 先代モデルに搭載されたバッテリーの製造工程で生まれる電極材の隙間を、スタッキング方式と呼ばれる、折り重ねて配置する方法に見直し、隙間を極力無くすとともに、セル内の化学物質の配合を変更したと述べた。 これにより、バッテリー寸法やモジュール数を変更することなくエネルギー密度が向上、バッテリー容量が増加し、CHAdeMO規格の150kWまでの急速充電に対応するため、短時間での充電が可能になったとアナウンスされた。