日本人は無風でメジャーのトレード期限終了
大リーグのトレード期限が、現地東部時間の7月31日、午後4時に終了した。プレーオフ進出の可能性を残したチームと、来季を見据えた戦いへと切り替えるチームの間で、恒例の駆け込みトレードが数多く行われたが、日本人メジャーリーガーの移籍はなかった。 最も動向が注目されていたのは、直近のダイヤモンドバックス戦で、6失点して2敗目を喫していたマリナーズの岩隈久志。15球団が調査していたとも言われていたが、交渉成立には至らなかった。またチームがプレーオフ戦線から脱落したことでトレード候補として浮上していたレッドソックスの上原浩治、田澤純一のコンビも無風に終わった。 トレード期限終了の1時間前にラジオ出演したレッドソックスのファレル監督が「大きな動きはない」と語っていたが、その言葉通りにトレード放出はされなかった。中継ぎ、ストッパーに関しては、先にフィリーズのパペルボンが、ナショナルズへ移籍するなど売り手市場だったため、上原に対してそこまでの強いラブコールがかからなかった模様だ。 マーリンズのイチローに関しても、チームが早々とトレード封印を宣言するなどしていたため、トレード市場に名前が挙がらず、今季は最後までフロリダでプレーすることになった。