ウエールズ代表リアム・ウィリアムズがクボタスピアーズ船橋・東京ベイを退団。家族のサポートを優先。
11月25日、クボタスピアーズ船橋・東京ベイがWTB/FBリアム・ウィリアムズ(33歳)の退団を発表した。 リアム・ウィリアムズは、ウエールズ代表として92キャップを重ね、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズの一員としても5キャップを保持する欧州のスター。自身3度目の出場となった2023年W杯の後、23年度にスピアーズに加入した。 リーグワン2023-24シーズンは、全6試合に出場し3トライ3ゴール21得点をあげた。今シーズンもスピアーズでの活躍が期待されていたが、ウィリアムズからの「家族のサポートを優先するため退団したい」という申し出をチームが尊重するかたちで退団が決まった。 前川泰慶ゼネラルマネージャーは「チームとしても容易な決断ではありませんでしたが、話し合いを重ねていく中、家族第一というのはチームの方針でもありますので、最終的には彼とご家族の決断を尊重することとなりました。リアム選手のこれまでのチームへの貢献に感謝するとともに、これからのご家族の旅路が素晴らしいものになることを祈念しております」とコメントを発表した。 リアム・ウィリアムズからのコメント全文は以下の通り。 「クボタスピアーズとオレンジアーミーの皆さんへ 日本を離れて故郷の家族のもとへ帰る準備をする中で、皆さんに心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。 日本を離れる決断は決して簡単なものではありませんでしたが、妻と私はもうすぐ第一子を迎えることに感激しており、この特別な時期を迎えるにあたり、家族のもとへ戻ることが私にとって重要だと感じ決断しました。 この機会に、フランヘッドコーチをはじめとするコーチ陣、チームマネジメントの方々に、私の家族の状況について非常に理解を示し、イギリスへの帰国を許可してくれたことに感謝したいと思います。 このクラブの一員であることは、私の人生で最も忘れられない経験の1つです。厳しいトレーニングセッションから、フィールド内外で共有した友情まで、ラグビーだけでなく、チームワーク、リカバリー、友情など、多くのことを学びました。 皆さんのサポート、情熱、そして試合へのサポートは本当に感動的で、このような特別なグループに迎え入れられたことをとても幸運に思います。 私たちが築いてきた絆と、一緒に作り上げてきた思い出を、私はいつまでも大切にします。 この素晴らしいチームを心から恋しく思います。私は遠くからいつも皆さんを応援しています。連絡を取り合い、皆さんの成功を追いかけていきたいと思っています」