バスケ、トム・ホーバスと腕時計「厳しい試合をともに戦ってきた相棒」
パリ五輪でバスケットボール男子日本代表の指揮を執る、トム・ホーバス。2021年に行われた東京五輪で女子日本代表を銀メダルに導き、男子でも快進撃を続ける名将は、IWCのダイバーズウォッチ「アクアタイマー・クロノグラフ」を愛用しているという。 【アイテム写真】トム・ホーバス愛用、IWC「アクアタイマー・クロノグラフ」
指導者としてのキャリアを一緒に築いてきた時計を腕に、世界に衝撃を与える
2024年7月26日に開幕するパリ五輪。8強入りを目標に掲げるバスケットボール男子日本代表を率いるのが、トム・ホーバスだ。 女子の日本代表を指揮した2021年の東京五輪では、男女含めて日本バスケ史上初の表彰台となる銀メダルを獲得。五輪後に男子日本代表ヘッドコーチに抜擢されると、2023年のW杯でアジア最上位となり、パリへの出場権を勝ち取った。 その戦いを指揮するなかで常に側にあったのが、IWCの「アクアタイマー・クロノグラフ」だった。 単なる腕時計以上の存在で、幸運を呼びこむアイテム。ホーバスが左手首に巻いた「アクアタイマー・クロノグラフ」を愛おしそうに見つめながら話す。 「この時計はグッドラックチャーム(幸運のお守り)です。IWCの時計は洗練されていて、シンプルで美しい。試合中に熱くなった時も、この時計を見ると不思議と落ち着くんです」 女子日本代表のアシスタントコーチを務めた2016年リオデジャネイロ五輪後に購入。それを機に、指導者としてのキャリアは右肩上がりの曲線を描く。 2016-2017年シーズンに女子のWリーグ、ENEOSのヘッドコーチとして優勝し、最優秀監督賞を受賞。東京五輪、W杯でも結果を出した。「アクアタイマー・クロノグラフ」は、モダンな見た目で使いやすく、スーツやジャージにも合う。愛用するのは、スポーティで軽快な印象のラバーバンドのモデルだ。厚みや重厚感、ベゼルを回す時の音や手に伝わる感覚も気に入っている。 「ベゼルを回すと、いい音がするので好き。考え事をしながら回していると、いいアイデアが浮かぶことが多いんです」 パリ五輪の1次リーグでは開催国フランス、W杯覇者ドイツなど強豪と同組に入ったが、ホーバスは日本が世界の舞台で躍動することを信じて疑わない。 また、指導者として「believe」という言葉を大切にしており、2021年9月の就任から選手、スタッフに唱え続けてきた。 「チームのことも自分のことも信じる。それができないと勝てない。真のトップアスリートになるために一番大切なのが、信念や自信です」 信念と自信、そして幸運を呼ぶ相棒の「アクアタイマー・クロノグラフ」とともに、花の都に乗りこむ。 Tom Hovasse バスケットボールコーチ。1967年アメリカ生まれ。2017年に女子日本代表ヘッドコーチに就任し、2021年開催の東京五輪で日本史上初の銀メダル獲得に導く。同年9月に男子日本代表のヘッドコーチに就任。2023年のW杯では3勝をあげ、パリ五輪出場権を獲得した。
TEXT=木本新也