【半年ぶりのラッシュ】2911の食品が値上げ 新米は流通が始まる 小売店は5キロ→10キロに購入制限を緩和 JA「価格転嫁に理解を」 福岡
JA福岡中央会は1日午後の会見で今後、コメの価格は落ち着くとの見通しを示しました。 ■JAふくおか嘉穂・畠中和好専務理事 「今後、新米が出回ってくればコメの価格も落ち着いてくるのではないかなと思っています。」 現状では、“コメ不足”で価格が高騰したことが出始めの新米にも影響しているということですが、流通が進み、10月末には値下がりするとみています。 農林水産省の発表によりますと、ことし8月15日時点で、作付面積の大きい地域でコメの生育が順調に進んでいて、生産量は全国ベースで「増産」となる見通しだということです。 その一方で、JA福岡中央会は、肥料や燃料費などが高騰していることから、価格転嫁について消費者側に理解を求めました。 ■JA福岡中央会・乗富幸雄会長 「今の価格では到底、話にならないわけです。赤字だから後継者が育たない。子どもがいても、東京・大阪に働きに行くという現状ですから。まずは価格を上げる、そういうことをやらなければいけないと思います。」 新米の流通により価格は落ち着く見通しですが、生産者側にのしかかる物価高や賃上げは、依然として課題となっています。