一口食べると八女(やめ)られん!春を感じる絶品丼とは~ふるさとWish八女市~
春の味覚の王者とも言われる“タケノコ”。福岡県はタケノコの生産量がなんと全国1位(2022年・農林水産省)なんです。一足早い春の味覚を求め、石井裕二リポーターは県内でタケノコの栽培面積の約半分を占めている八女市を訪れました。 竹林に入ると、迎えてくれたのは実家がタケノコ農園を営んでいる中島世輝さん。中島さんは普段は八女市の道の駅の職員として働きながら実家の農園も手伝っているそう。石井リポーターは中島さんに教わりながら、まずはタケノコを探していきます。地面がひび割れしていたり、土がふっくら盛り上がったりしているところにタケノコがあるそうですが、これらを見つけるのが至難の業!中島さんに手伝ってもらいながら、探していき掘り進めていくと、大人の手のひらよりも小さめなタケノコを収穫できました(トップ画像)。 まだ春“先取り”ということでその重さは300グラムほどでしたが、旬を迎える頃にはなんと10倍の3キロほどの大きさのタケノコが収穫できるそうですよ!
今回はこの掘りたての“先取り”タケノコを使って八女市のふるさと丼作り!調理してくれるのは「道の駅たちばな」内にある鶏料理の店「mimitabby(ミミタビー)」。店で使っている鶏は自社の養鶏場で育てている「八女炭蘇鶏」。餌に竹炭を混ぜており鶏肉の臭みが抑えられているのが特徴で、市場にもあまり出回らない希少な地鶏です。これらを使って出来上がった丼が「八女(やめ)られん!タケノコの先鶏(さきどり)丼」です。まず目を引くのが存在感のあるタケノコ。丸鶏2羽を使った特製スープで煮込んでいて、タケノコの甘みを存分に引き出しています。ふわっと鼻に抜ける鶏の香りもたまりません。そしてご飯の部分は、米と一緒に鶏肉、刻んだタケノコとニンジンを入れ、こちらも丸鶏を使ったスープで炊き上げた「炊き込みご飯」。タケノコのうまみが味のベースとなっていて味わい深く、一口食べると止まらない、まさに“八女(やめ)られん”丼です。