たくさん盛ってシェアできる大皿。

　何気ないいつものごはんも、盛り付けるうつわを替えるだけで華やかに見えたり、会話が生まれるきっかけになったり。新生活を始めた2人の食卓を豊かに彩ってくれますように…そんな想いを込めて、結婚祝いにうつわを贈りませんか？　今回は神宮前「うつわshizen」のオーナー・刀根弥生さんが、結婚祝いにおすすめのうつわをご紹介。 【画像】「結婚祝い」におすすめのうつわ5選 大皿篇 　存在感のある大きなお皿は、食卓に1枚加わるだけで表情が生まれ、ちょっと贅沢な印象に。

デリバリーのピザを一気に格上げするプレート

　益子に工房を構え、陶芸や鉄のオブジェ、絵画や書道……とジャンルにとらわれることなく、多彩に活躍するKINTAさんの木製プレートシリーズより、ケヤキの大きなプレート。土や鉄、木と向き合い、その素材が何になりたがっているか対話をしながら制作を進めているため、どれも一点もの。 「オイルを塗って仕上げているので、トレーとしても、うつわとしても使うことができます。大きなプレートはピザを盛って出すとテーブルが華やかになりそう。折敷として飯碗、汁椀、小鉢をのせるとまた違った印象になります」(刀根さん)

食卓に躍動感と温もりをもたらす長方形

　こちらもKINTAさんが手がけた木製プレートで、エンジュを使用。 　長方形に切り出した板に薄墨で模様を付けている。隙間などに立てかけて収納できる点も魅力の一つ。 「木には他の素材にはないやわらかさがあります。いつもと同じメニューでも、食卓の雰囲気が変わることで食欲が増したり、会話が弾んだりすることも。このプレートは例えば、テーブルの中心に置いておかずを盛ったうつわを並べてみてはいかがでしょうか」(刀根さん)

“額縁効果”も期待できるオーバルプレート

　土岐を拠点に、青白磁のうつわを中心に作陶している竹下努さんが手がけるオーバルのプレート。 　磁器でありながら土のような質感と温かみのある雰囲気に魅了される人は多い。リムが額縁の役割を果たし、料理をより美しく際立たせてくれる。 「色とりどりのデリを盛り合わせても映えますし、アクアパッツァのようにお魚を丸ごと1尾使うようなお料理にもよく合います。また、カフェのようにメインディッシュやサラダなどを盛り合わせて“ワンプレートごはん”を楽しんでも」(刀根さん)