栃木・身元不明遺体 もう一人は妻か…20代男性「仲間と出頭しようと」複数人が関与?
栃木県那須町で焼けた男女の遺体が見つかった事件です。身元不明の遺体が死亡した宝島龍太郎さん(55)の妻である可能性が高いことが分かりました。 【画像】東京・上野の一角に“宝島ロード” 近くの飲食店「バチバチの激戦区」
■発見前夜…防犯カメラに姿“空白の10時間”
警察によりますと、宝島さんは遺体で見つかる前日の午後9時ごろ、東京・台東区の防犯カメラに自転車を押している姿が映っていたといいます。自転車は台東区内に止められたままになっていました。 栃木県那須町で2人の遺体が発見されてから4日。1人は台東区に本籍がある宝島さんと判明していましたが、捜査関係者によりますと、もう一人は宝島さんの妻である可能性が高いことが新たに分かりました。 そして、事件を巡る動きも徐々に明らかになっています。 台東区の防犯カメラに宝島さんが映っていたのは、15日の午後9時ごろのこと。そして翌16日の午前6時50分に、車で片道2時間半以上かかる場所にある那須町の山林で、宝島さんらは変わり果てた姿で発見されます。 つまり、およそ10時間の間に、宝島さんは何者かに殺害されて遺棄され、焼かれたとみられます。
■犯行に使われた車…黒のセダンを警察押収
さらに現場周辺の取材で浮上したのが、防犯カメラに映っていたという不審な黒い車の存在です。 現場方面に向かう様子が映っていたのが、16日の午前4時10分ごろ。30分後の午前4時40分ごろには、同じ車が現場方面から戻ってきたといいます。 現場から2キロ離れた家の住人 「黒っぽい乗用車っていうんですかね。そういった形の車がすっと通った」 「この道は行き止まりです。必ず用事がなければ入らない。そのぐらいの時間に間違って入ってくるのも、なかなか考えづらいと思う。暗い時間に車が走るというのは普段ありません。やっぱり疑問を感じる」 捜査関係者によりますと、犯行に使われた車はすでに押収していて、黒のセダンだということです。 さらに、現場で見つかったという、引きずったような跡。遺体の近くにはガソリンなどを入れる携行缶のような物が置いてあり、警察は何者かが油をまいて火をつけた可能性もあるとみています。